STARGAZING

⑰ 木星と三日月、そしてポン・ブルックス彗星

(Jupiter, the Crescent Moon and Comet Pons-Brooks)

2024年4月10日(水) 午後7時ころ、晴れました。快晴です!

日没後の西空には、三日月と木星が隣接する美しい夕景がありました。

午後7時10分ころになると、それらの間にポン・ブルックス彗星も見えました。

彗星を肉眼で観ることはできませんでしたが、写真には写りました。


⑯ 月面X と 月面V(Lunar X and V)

2024年1月18日午後6時ころ、上弦の半月にアルファベットの“X” と “V” が見えました。

通称、月面Xと月面Vです。隣り合うクレーターの縁を太陽光が照らしだして、

たまたま “X” と “V” に見えるんです。

見えると、なんだかちょっと嬉しいものです。


⑮ ふたご座流星群2023(Geminid Meteor Shower 2023)

2023年12月15日午前4時ころ、ふたご座流星群の極大を迎えました。

空はすっかり分厚い雲に覆われています。残念です、とっても。

14日の17時30分ころに細い月が沈んで、その夜は月明かりのない極大を

見ることができるはずだったのですが・・・。

そんなこともあるかと思って、前日も写真撮影しました(下図)。

散在流星も含めると、1時間あたり20個くらいは飛んでいたと思います。

明け方は人工衛星もたくさん見えて、飽きることなく星空を眺めることが

できました。寒かったですが。


⑭ 惑星状星雲 NGC7293(Planetary Nebula NGC7293)

2023年11月17日、仙台市天文台(市民観察室)で撮像しました。

みずがめ座にある惑星状星雲で、太陽程度の質量の恒星が寿命を終えて

ガスを放出した天体です。

ガス雲は大きく広がっていて、下の写真⑫ M57 の10倍ほどの直径をもちます。

中心の白色矮星を取り囲むガス雲が渦を巻いているように見えることから、

通称「らせん状星雲(The Helix Nebula)」といいます。


日 時 2023年11月17日(金) 21時25分

望遠鏡 BRC-250(仙台市天文台 市民観察室)

カメラ Canon EOS 60D(直焦点)

露 出 90秒 × 12枚(Stella Image Lite を使用してコンポジット、デジタル現像)

周辺部をトリミングしました。

credit “写真提供:仙台市天文台”


⑬ 系外銀河 M33 

2023年11月17日、仙台市天文台(市民観察室)で撮像しました。

さんかく座にある渦巻き銀河で、ずばり「さんかく座銀河(Triangulum Galaxy)」

という愛称をもちます。

近くにあるアンドロメダ銀河(M31) と私たちの天の川銀河とともに局所銀河団を

なすメンバーです。


日 時 2023年11月17日(金) 20時15分

望遠鏡 BRC-250(仙台市天文台 市民観察室)

カメラ Canon EOS 60D(直焦点)

露 出 90秒 × 20枚(Stella Image Lite を使用してコンポジット、デジタル現像)

credit “写真提供:仙台市天文台”


⑫ 惑星状星雲 M57 (Planetary Nebula M57)

2023年10月13日、仙台市天文台(市民観察室)で撮像しました。

こと座にある惑星状星雲で、リング星雲という愛称をもちます。

太陽ほどの大きさの恒星が寿命を終えて白色矮星(リングの中心)となった姿です。

白色矮星が放つガスがリング状に取り巻いています。

その様子が恒星を取り巻く惑星のようにみえることから、惑星状星雲といいます。


日 時 2023年10月13日(金) 19時20分

望遠鏡 BRC-250(仙台市天文台 市民観察室)

カメラ Canon EOS 60D(直焦点)

露 出 60秒 × 10枚(Stella Image Lite を使用してコンポジット、デジタル現像)

周辺部をトリミングしました。

credit “写真提供:仙台市天文台”


⑪ 球状星団 M13 (The great globular cluster M13)

2023年10月13日、久しぶりに仙台市天文台(市民観察室)で撮像しました。

天頂あたりには夏の大三角がまだ見えています。

雲の隙間から北半球でもっとも美しい球状星団を狙いました。

ヘルクレス座にあるこのM13は、視直径が満月の3分の1ほどもあります。


日 時 2023年10月13日(金) 20時37分

望遠鏡 BRC-250(仙台市天文台 市民観察室)

カメラ Canon EOS 60D(直焦点)

露 出 60秒 × 10枚(Stella Image Lite を使用してコンポジット、デジタル現像)

credit “写真提供:仙台市天文台”


⑩ 夜明けに集合

2023年10月11日、午前5時ころ

夜明け前の東の空に、細い下弦の月(月齢26)、金星(-4.5等級)そして、しし座の1等星レグルスが

集まって見えました。

明日以降、月はさらに細くなりながら金星やレグルスから離れてしまいます。

撮影時には薄雲がかかっていて、星々はすこしぼんやりしています。

レグルスはやっと写りました。

月には地球照が見えてます。


⑨ 部分日食

2019年1月6日、午前10時ころ

今年は、日本から部分日食を2回(1月と12月)も観ることができます。その1回目の部分日食です。白河地方では、午前08時44分から食が始まり、午前10時07分に食の最大(食分 約45%)を迎え(図1)、午前11時39分に食が終わります。朝の天気は薄曇り、日食めがねで丸い太陽が見えたのでビデオカメラを設置して観察(撮影)しました(図2)。

ビデオ撮影は、午前09時45分から午前10時50分まで実施しました。食の最大を迎えたころから徐々に雲が厚くなり、午前11時ころには太陽の輪郭が不明瞭になりました。その65分間の動画を、約5秒に短縮したものを下に置きましたのでお楽しみください。

図1 白河で観た部分日食(食の最大)

図2 部分日食のビデオ観察


⑧ ウィルタネン彗星( Comet 46P / Wirtanen ) Part Ⅱ

2018年12月16日、0時10分ころ

今日はウィルタネン彗星が地球にもっとも接近する(1150万km)日です。月は前日の午後11時30分ころに沈みます。グッドタイミングです。天気も上々。写真に撮りました。近くにはプレアデス星団も美しく輝いていました。自宅のベランダで観察・撮影したのですが、そこから街灯が2つも見えます。そのせいでしょうか、今晩も肉眼では確認できませんでした。先入観をもって双眼鏡(7×35)を覗くと、ほんのりと淡く広がっている光が見えました。

カメラ Canon EOS 60D(ズームレンズ、f=135mm, F5.0)

露 出 90秒 × 4枚(Stella Image7 を使用してコンポジット、RAW現像)

写野角 およそ 9.4度 × 6.3度


⑦ ウィルタネン彗星( Comet 46P / Wirtanen )

2018年12月10日、21時10分ころ

今月16日(日)に地球ともっとも接近する(1150万km)予定のウィルタネン彗星(ほうき星)を写真観察しました。早朝(月没後)にも撮影したのですが、西空のずいぶんと低いところにあるため、那須連山による雲がかかり今ひとつでした。冬は南の空で観察するのがいいですね。ウィルタネン彗星は4~5等級ほどまで明るくなると予想されていますが、今のところ肉眼では見えません。写真に撮るのが確実です。ほうき星特有の淡い緑色の光がきれいです。

カメラ Canon EOS 60D(ズームレンズ、f=146mm, F5.0)

露 出 90秒 × 4枚(Stella Image7 を使用してコンポジット、RAW現像、トリミング)

写野角 およそ 2.8度 × 2.5度


⑥ オリオン座流星群( the Orionids meteor showers )

2018年10月22日、02時45分~05時00分ころ

本日の午前2時ころにピークを予想されていたオリオン座流星群を写真観察しました。明るい十三夜の月が沈むまでは流星数を期待できないと考え、自宅ベランダに午前2時半ころからカメラを設置(固定撮影)しました。冬の大三角あたりを中心に、約2時間撮影を続けましたが、流星をとらえた写真は4,5枚(散在流星を含む)でした。例年並みの出現数だったようです。


⑤ 火星、木星、土星そして月( Planets and the Moon )

2018年8月22日、19時45分ころ

先月末に地球と大接近した火星、今月2日に東矩を過ぎた木星、6月下旬に衝を過ぎた土星、そして11日月が南の空から南西の空にならんでいます。もう少し早い時間なら、西の空に金星も見えたかも。

The Moon passes Saturn and Mars as it waxes toward full (The figure below).


④ M51 渦巻き銀河( The spiral galaxy M51 )

2018年5月14日、20時30分ころ

春の星座とともに金星や木星が明るく輝く星空で、銀河の写真撮影に挑戦しました。

ライブビューを見ながらのピント合わせに時間を要しました。

  望遠鏡 BRC-250(仙台市天文台 市民観察室)

  カメラ Canon EOS 60D(直焦点)

  露 出 90秒 × 4枚(Stella Image7 を使用してコンポジット、デジタル現像)

credit “写真提供:仙台市天文台”


③ ふたご座流星群2017(The Geminids 2017)

2017年12月14日、未明

今年もふたご座流星群の時期になりました。今年のピークは14日15時(JST)ころと予想されています。ふたご座流星群はピークを過ぎると観測数が急に少なくなるので、前夜に観察しました。時折、那須連山から雲と雪が飛んできますが、月がなかったので流星観察には最適な夜でした。

写真は、1時過ぎにしし座付近で流れたとびきり明るい流星です。

続いて、2017年12月14日、深夜

天気がよかったので、この日も固定撮影をしました。うさぎ座のところに流星が見えます(写真 下)。


② 月と土星(A crescent moon & the Saturn)

2017年11月21日、夕方

南西の空に三日月と土星が輝いていました。三日月には地球照が見えています。

三日月の東側には、いて座の星々がうっすらと写っています。


① 木星観察(Galilean satellites & the Jupiter)

2017年6月12日

4つのガリレオ衛星がよく見えました。

左から エウロパ、イオ、カリスト、ガニメデ です。